こんにちは!トマティーナです。
本日も、トマトの名産地
会津の南郷から、トマトに関する情報を
まとめてお届けしています!
トマトよろしくお願います!
生のトマトで花粉症が悪化?ヒスタミンと交差抗原性とは!
今回は、今の時期に悩まされる花粉症とトマトの関係について調べてみました。
なぜかというと、
「トマトを摂取することによって花粉症が悪化する!」
との記事を発見したのでその真相を調べてみました。
”生”のトマトで花粉症が悪化する話
様々な記事を読み進めていくと、”生”のトマトで花粉症が悪化するとの記事がたくさん存在しました。
栄養が豊富なトマトには「ヒスタミン」と呼ばれるアレルギー症状を誘発する物質が含まれていて、
そのヒスタミンが体に様々な反応を引き起こします。
そもそも花粉症とはどのようなメカニズムなのでしょうか?
花粉症のメカニズム
花粉やハウスダストなどのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着します。
アレルゲンがマスト細胞の抗体とくっつきます、
(マスト細胞=肥満細胞についてはアニメはたらく細胞で解説されているようなので、そちらを参照してください。)
再びアレルゲンが侵入すると、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質がマスト細胞から放出されます。
そのヒスタミンなどの誘発物質が鼻水、鼻づまり、くしゃみ等のアレルギー反応を引き起こします。
これが花粉症のメカニズムです。
ヒスタミンとは?
血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などの薬理作用があり、アレルギー反応や炎症の発現に介在物質として働く。ヒスタミンが過剰に分泌されると、ヒスタミン1型受容体(H1受容体)というタンパク質と結合して、アレルギー疾患の原因となる。
全体的には、生理反応として有効的な働きをするものの、過剰に分泌された場合などに痒みや鼻水など、過剰な免疫症状を発症してしまうようです。
つまり、トマトにはマスト細胞が発生するヒスタミンとは関係なく、そもそもトマト自身にヒスタミンが含まれているため、腸から吸収されることになります。これにはヒスタミンを分解する酵素を持っているか持っていないか個人差が出てきます。
交差抗原性とは?
簡単にいうと、
食物や花粉などに含まれるタンパク質の構造が似ている場合、原因食物以外でも症状が誘発されること。
です。
つまり、体がそっくりなタンパク質の構造に騙されてしまい、花粉と同じ症状を食物を食べた際に発生してしまうわけです。
ちなみに
スギ花粉はトマト(ナス科)のタンパク質と構造が似ていますが他には以下のようなものがあります。
すでに、花粉症の症状を持っている方はどの花粉に当てはまり、どの食物に交差抗原性があるのか把握しておいたほうがいいですね!
トマトの症状のメカニズム
ここからはトマティーナの考えですが、
トマトによる花粉症のような症状、または喉の痒みなどがどのように誘発されるのかをまとめてみました。
(1)花粉症をすでに持っている人は、スギ花粉とトマトのタンパク質構造が似ているため、マスト細胞からヒスタミンが分泌されて症状が発症する。
(2)トマトそのものにヒスタミンが含まれているため、分解できない人の場合はそこから症状が発症する。
(1)に関しては防ぐ方法が”加熱”です。これは加熱による食物のタンパク質構造の変化により、マスト細胞がヒスタミンを分泌しなくなることが理由です。
(2)に関しては個人差によるものなので、もし仮に加熱した食物でもアレルギー反応が生じた場合は、お医者さんに相談か食さない方がいいでしょう。
加熱すると逆に免疫効果が上がる
先ほどの(1)の場合は、加熱したものに関しては多くがタンパク質構造が異なり、ヒスタミンの分泌が抑制されることがわかりました。
トマトの場合は合わせてあの最強成分“リコピン”が加熱により細胞壁から取り出すことができるので、摂取することが可能です。
このリコピンにはアレルギー反応を抑える効果が期待できる臨床試験がすでに完了していて、カゴメさんの研究題材にもなっています。
今後、トマティーナもこの辺の記事を作成しようと思います〜!
トマトまとめ
生のままでは花粉症のような症状を発症してしまうかもしれないトマト、しかし、加熱すれば強い味方になってくれる!!
以上です!
もっともっとトマトを知って、トマトを効率的に摂取していきましょう♪
お付き合いいただきありがとうございました!
専門に研修している人間ではないので多少の間違いなどがあるかもしれません。
その時は是非、コメント欄に記入していただければ幸いです。
また、こんなの知りたい!など、トマトに関することや健康に関することであればご質問も受け付けています〜!
よろしくお願いします!
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